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発明の育て方・強い特許の取り方

 
模擬発明特許相談(3)

発明相談・特許相談のシミュレーションのページです。
模擬発明相談(3)は、これから新しく事業を始められる起業家の方が、
強い特許を取るには、どうすればいいのか相談しています。
発明の育て方、特許請求の範囲の書き方などを説明しています。
 

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soudan-bloge-62 わかりました。
貴方が創作した発明は、
人間で言えば、生まれた
ばかりの赤ん坊と同じです。

私がした発明で、
新たに事業を始めます。
他人に真似されない、
強い特許を得るには 
どうしたらいいでしょうか。

  
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soudan-bloge-62 ですから、先ず、貴方の発明を丈夫で強い発明に育てて下さい。
具体的にどのようにすればいいのか、お話します。
発明を育てるには、貴方の発明の変形例や応用例を考えます。
(1)変形例というのは、例えば、貴方の発明の一部を他の技術で置き換えたり、他の材料で置き換えたりしたものを考えます。
また、貴方の発明の外形が円形状である場合、楕円形などの他の形状に変えることができないか考えます。
(2)次に、応用例について説明します。
応用例というのは、貴方の発明を他の分野の製品に応用できないか考えます。
例えば、貴方の発明が白熱電球の場合、照明分野以外の、暖房用のコタツや加熱調理器具に応用できないか考えます。
soudan-bloge-62 (3)次に、貴方の発明の改良を考え下さい。
貴方の発明に気になる部分や問題となる部分はありませんか。
あれば、これらの部分の改良を考えます。
また、貴方の発明をより簡素化、シンプル化できないか考えます。
さらに、貴方の発明を実際に製作するときに、貴方の発明は簡単に作れる構成になっていますか。貴方の発明を製作するという観点から、貴方の発明の改良を考えて下さい。
以上のようにして、貴方の発明をもう一度見直すことにより、貴方の発明を育てて下さい。
これが、強い特許を得るための第一のテスップです。

分かりました。
もう一度、自分の発明を見直してみます。

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soudan-bloge-62 次に、強い特許を得るための第二のステップについて、お話します。
特許を取ったが、特許は何の役にも立たなかった、という方がいます。
特許を取られた方の中に、このような方がいるのは事実です。
これには理由があります。
特許は、実際に創作した発明そのものに与えられるのではなく、その発明を記載した文書である特許請求の範囲に記載された内容に与えられます。
特許請求の範囲が特許権の権利書なのです。
ですから、特許を取得した後に、自分の発明品と全く同じものを他人が作っていたとしても、特許権の侵害を主張できない場合があります。
特許権の特許請求の範囲の記載内容
が自分の発明を正確に表現できていないと、このようなことが起こります。
soudan-bloge-62 ですから、特許請求の範囲は、出願書類の中で一番重要な役割を持っていると言えます。
強い特許になるか否かは、特許請求の範囲の記載内容できまります。
創作した発明をそのまま表現したのでは、強い特許を得ることはできません。
強い特許を得るには、特許請求の範囲が出来るだけ、広くなるように書きます。
例えば、特許請求の範囲には、第一のステップで見直した貴方の発明をより上位概念の言葉や、より抽象的な言葉を使って表現します。
上位概念の言葉というのは、例えば、「スプリング」と書くのではなく「弾性体」のように書きます。
soudan-bloge-62 また、できれば、特許請求の範囲は、上位概念の言葉、中位概念の言葉、下位概念の言葉を使って、特許請求の範囲の権利範囲が段階的になるように書きます。
例えば、請求項1には、上位概念の「多角形」という言葉を使って発明を表現し、請求項2には、中位概念の「四辺形」という言葉を、請求項3には、下位概念の「長方形」という言葉を使って発明を表現します。
抽象的な言葉というのは、例えば、「接着剤」という具体的な言葉でなく、「固定手段」という言葉のことをいいます。
抽象的な言葉の場合も、できれば、段階的に書きます。
次に、明細書には、特許請求の範囲に上位概念の言葉や抽象的な言葉で書いた発明を、当業者が理解できように、できるだけ具体的に書きます。
soudan-bloge-62 強い特許を得るには、以上のようにして特許請求の範囲や明細書を書きますが、これらの書類を書くには少し経験を要します。
したがって、貴方が始めて、ご自分で出願書類を作成して出願される場合、できれば、特許のことを知っている人に相談して、出願書類を見てもらってから、出願されることをお勧めします。
身近に、特許に詳しい方がいない場合、特許事務所では、通常、このような発明相談は無料で行っている場合が多いので、一度、お近くの特許事務所に相談に行かれることをお勧めします。
なお、特許事務所に相談される場合、トラブルを避けるため、予め、このような発明相談が、無料であるか否かを事前に確認してから、相談して下さい。
soudan-bloge-62 お疲れさまでした。
分からないことがあれば、
いつでも、また、おいで下さい。
ありがとうございます。
良く考えて見ます。
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